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新卒で文系からでもエンジニアになって良い!その理由を考える。

駒鳥です。

先日、「文系でエンジニアになるのって、どうなの?」と聞かれることがありました。
大抵の場合、文系がエンジニア、プログラマになるのはあまりオススメできない、茨の道を行くようなものであるかのように言われます。

一方で、私自身が、文系の学部を卒業してエンジニアになり、気づけば8年目になります。
(今でも、文系学部出身ですというと驚かれます)

そんな私が、
新卒で文系からエンジニアになるって、実際どうなのかをこの記事でまとめます。

結論だけ先に言っちゃうと、文系だからってエンジニア・プログラマになるのがきついなんてことは、ないですよ。

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何故、新卒で文系からエンジニア・プログラマになるのはきついと言われるのか

先に結論を書いた通り、新卒で文系からエンジニアやプログラマになるのは、別にきついなんてことはありません。
一体、文系がエンジニアになると何が辛いと言われているのかを少しみてみましょう。

少し調べてみると、いろんな記事が出てきます。
ここでは1つだけご紹介します。

なんというか、この記事ひどいなあ、と思います。
paiza・・・エンジニア向けの転職サービスとかやってる会社だけど、大丈夫か。

読んでもらえればわかりますが、タイトルにある「文系からシステムエンジニアになった」という下りは、本文においては全く登場しません。釣りタイトルですね。
文系だからついていけなくて会社を辞めた話かと思いきや、よく読むと、以下の2つの結論が出ています。

  • 会社の体制が合わなかった
  • そもそもプログラマに向いていなかった

それ・・・結局個人の問題ですよね。文系理系関係なく、会社や職業そのものが合わないなら辞めて当然じゃないですか?

他にもいくつかの記事を見てみても、新卒が文系からエンジニア・プログラマになって困ったポイントは、おおよそ上記の2つに集約されます。
この状況から考えるに、文系がエンジニアになるのはきつい、というのは、根拠はないけどなんとなくそういうもの、という話でしかないのだと思います。

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文系からエンジニアになるのと理系からエンジニアになるのは何が違うのか

では、実際のところ文系からエンジニアになるのと、理系からエンジニアになるのは何が違うのかを真面目に考えて見ます。

文系よりも理系の方が有利、と言われる理由として、以下の2つが考えられます。

  • 大学でプログラミングを学んでいるかどうかの差
  • 大学でシミュレーションや機械学習を学んでいるかどうかの差

大学でプログラミングを学んでいるかどうかの差

大抵の場合、前者の、「大学でプログラミングを学んでいるかどうかの差」が顕著に現れます。

確かに理系の学部の場合、プログラミングは大学のカリキュラムに入ってくることがあります。情報系の学部であればなおさらです。
一方文系の学部であればプログラミングを学ぶことは稀です。

この経験値の差が、例えば新卒研修で文系と理系の差として目に見えることがあります。
このせいで、文系であることをコンプレックスのように感じてしまう新卒は一定数いるようです。

余談ですが、私が今勤めている会社でも、新卒の日報を見たりすると、「自分は文系なので」といった表現が見られます。
理系の人が「自分は理系なので」というのは、聞かないですね。

大学でシミュレーションや機械学習を学んでいるかどうかの差

2つ目にあげた「大学でシミュレーションや機械学習を学んでいるかどうかの差」については、理系だからというより、その人が何を専攻していたか、という話になってきます。

当然ながら、理系といってもいろいろあります。
数学や物理学、化学がある一方、シミュレーションや機械学習、アルゴリズムを学ぶ学科、ゼミも存在します。
そこでシミュレーション・機械学習に触れている人は、業務で行う機械学習への適応も早いですよね。

AI・機械学習という言葉が一般的になってきている今、この専門的なスキルを持っていると、確かに有利ではあります。

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文系でエンジニア・プログラマになっても全く問題ない


ここまで読んでいただけると、やっぱり文系からエンジニアになるのって大変なのでは?と感じるかもしれませんが、それは違います。

なぜなら、この文系・理系の差は、スタートダッシュの差でしかないからです。

「理系が有利」なのは、最初だけ

大学でプログラミングを学んでいたことがアドバンテージとなるのは、最初だけです。
もしかしたら研修だけかもしれません。

実際の業務は、プログラミングだけでは成り立ちません。
これはプロジェクトのマネジメントをする立場からも断言できます。

エンジニアの業務には、チームメンバーとのコミュニケーションやユーザー、お客さんとのコミュニケーションも必要です。
新型コロナウィルスによって社会情勢が変わってしまった今、社会、地域、あるいは会社で起きていることを捉え、言語化する能力も必要です。

プログラミングは、実務における要素の1つでしかないのです。
しかも、プログラミングはスタートで出遅れたからどうにもならないものでは決してなく、学ぶことで後から追いつけます。

もしもこのスタートダッシュが、キャリアにおける全てなのだとしたら、、文系の人も理系の人も、大学で学んだ事しか仕事にできない、ということになってしまいます。
そんなわけはないですよね。

文系だからエンジニア・プログラマには向いていない、理系だから向いている、というのは、結局のところ幻想でしかないのです。

文系からエンジニアになるメリットは?

せっかくなので文系からエンジニアになるメリットも考えてみましょう。

文系が学ぶ経済の知識は、ビジネスをする上ではとても大事です。

エンジニアだからといって、作ることさえできれば良いわけではありません。
それをビジネスにしないといけません。

WEBやアプリを作る際には、それを使うユーザーの心理も考えないといけません。
心理学や社会学の知識は、ここで役立つかもしれませんね。

こうした、プログラミングと掛け合わせることで価値が大きく変わる分野を学んでいる、というのは、理系にないメリットです。

理系の人はこれを読んでムッとするかもしれません。
が、要するに、文系か理系かは関係なく、その人がこれまでに学んだ知識を業務で活かすことができれば良いのです。

新卒でエンジニア・プログラマになる際は、会社選びがとにかく重要

文系か理系かは、エンジニアのキャリアにおいて大した問題ではありません。
が、一方で、エンジニア業界には、新卒を潰してしまう会社が存在するのも事実です。

研修の体制が整っていない会社や、常駐先にエンジニアを派遣する受託ビジネスを行なっている会社に未経験で入ってしまうと、ちゃんと技術を学ぶ以前に疲弊してします。

冒頭であげたpaizaの記事も、よくよく読むと、研修後のまだ理解が浅い状態のまま現場に派遣され、そこで苦労をしたことがわかりますよね。

会社選びの際には、未経験からでもちゃんと技術をキャッチアップできる環境、業務形態になっているかを必ず確認するようにしましょう。
そうすれば、文系出身だろうが理系出身だろうが、エンジニアとして良いスタートが切れますよ。

それでは。

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