駒鳥です。
この記事では、マーケティングを学びたいエンジニアの方にオススメの書籍をご紹介します。
なぜエンジニアもマーケティングを学ぶ必要があるのか
最初に、なぜエンジニアであっても、技術以外の軸として、マーケティングを学ぶ必要があるのか。
エンジニアという仕事は、もっともプロダクトに近い仕事だと考えています。
プロダクトに近い、ということは、そのプロダクトのユーザーにも近い、ということです。
エンジニアは、ユーザーに何かしらの体験を届けるという立ち位置、またビジネスを支えるプロダクトを作る立ち位置にいます。
そのプロダクトをどのように成長させ、事業を継続させるのか。
どうやってより多くの人に、自分が作ったプロダクトを届け、また使ってもらうのか。
その視点は開発者にも必要なものです。
また、エンジニアのキャリアとしても、開発技術だけではなく、マーケティングの基礎を学び、日々の開発の中で実践することはプラスとなります。
エンジニアにおすすめの、マーケティングを学べる4冊
THE MODEL(ザ・モデル)
BtoBマーケティングの基礎を学ぶのであれば、この1冊は外せません。
Salesforceの営業で活用されたマーケティングのフレームワークとも言える「THE MODEL」を解説した一冊です。
日本での営業組織であまり聞かない、システマチックなセールスマーケティングの手法を一通り学ぶことができます。
インサイドセールス、カスタマーサクセスといった、リード獲得から受注契約、そしてその先までの要素と、それらの数値化、モデル化によるマーケティングが解説されています。
BtoB領域のプロダクト開発に携わるのであればこの1冊は必読です。
たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング
上記のTHE MODELとは少し異なる考え方ではありますが、たった1人に徹底的に着目することで、課題を発見するという手法、N1手法を紹介する1冊です。
ビジネスのターゲットとなる顧客を顧客ピラミッド、9セグマップにより分割、その中の具体的な1人を分析することでアイデアを得る方法。
ミクロに徹底する、というやり方は、プロダクト開発で細かい部分も手を入れるエンジニアも一通り理解しておくことで、日々の開発に活かしましょう。
リーン・スタートアップ
マーケティングと少し軸がずれ、どちらかというと起業にフォーカスされた書籍ではありますが、リーンスタートアップもおすすめです。
起業する際のプロダクトの形作りかた、事業を進める上でピボット(方向転換)することについてなどが記載されています。
リーンキャンバスによって、課題自身と、その解決方法を見つける、といったやり方は、登場から時間のたつ概念ですが、今も通用する有効な手法と言えるでしょう。
また、開発者の視点では、「MVP(Minimum Viable Product)」という概念は非常に重要です。
最小限のコストで作ったプロダクトを市場に投入し、市場の反応を見る、というのはどういうことかは、新規プロダクトの開発を行う際に理解して置いた方が良いでしょう。
データ・ドリブン・マーケティング
データドリブン、という言葉は開発者の中でもよく聞く単語になっているかと思います。
このデータドリブンを、マーケティング分野に当てはめ、体系的に解説した1冊です。
15の指標(数値・データ)と、それを把握し、活用するツール群の紹介、そして実例が複数載っており参考になります。
指標を全く使っていない企業は流石にないと思いますが、しかし、多くの企業が正しく指標を追えていない、という指摘は正直耳が痛いところですね。。
ジェフ・ベゾスが愛読し、Amazonの社員教育に使っている、というエピソードもある1冊です。
より体系立てて学びたい人には、オンラインスクールもおすすめ
この記事では、エンジニアにおすすめなマーケティング関連書籍をご紹介しました。
これらを読んでマーケティングの基礎は学べますが、さらに体系立ててしっかり学びたいのであれば、オンラインスクールを受講するのもおすすめです。
Tech Academyの「WEBマーケティングコース」で、WEB領域のマーケティングを学べます。
- SEOやWEB解析をはじめとするWEBマーケティングの基本を学べます。
- WEBサービスを立ち上げる際の、WEBプロモーションを学べます
- パーソナルメンターがつくので、効率的に進められる
- 全ての機能を体験できる無料体験もあります
書籍と合わせて、こうしたオンラインのサービスを利用することで、より効率よくマーケティングを身につけることができますので、ぜひ試してみてください。
それでは。
★転職の際に活用したい、オススメエージェントサービス3選★