駒鳥です。
1月終わってしまった。
早いなあ。
さて、今週の読み物まとめです。
新型コロナウィルスの接触検知アプリ「COCOA」のAndroidで不具合が発覚
僕、Android版COCOA入れてるんですよねえ。
- Android版COCOAに不具合があったと厚生労働省が発表
- 2020年9月28日のアップデートが原因で、正しく通知されていない状態だった
- 2月中旬の修正アップデートが予定されている
Android版「COCOA」に不具合 陽性者接触を通知せず 20年9月のアプリ更新が原因
厚生労働省は、政府の接触通知アプリ「COCOA」のAndroid版で、新型コロナウイルス陽性者と接触したユーザーへの通知が送られない不具合が見つかったと発表した。修正は2月中旬を予定している。
個人的に気になるのは、外部からの指摘を受けて調査した結果判明した、というところ。
こういうアプリ、システムを開発する場合、利用状況の確認のために、ある程度ログを仕込むべきだと思っています。
たとえば、ユーザーにどれだけ通知を行ったかの回数は、COCOAにおいてはとても重要な指標になりえます。
インストールされても使われなければ意味がないので、デイリーの通知数もわかるようにしておいて、その数値を日々チェックすべきです。
COCOAの意義として、多くのユーザーに使ってもらえているかを確認するということ以上に、どれだけの接触があったか(=それが通知されたか)という数値はとても重要な数値であるはずです。
けど、外部からの指摘で不具合に気づいたということは、通知の数を運営者がウォッチできていなかったということでしょう。
開発だけ委託して、運用の取り決めができていなかったとか、そんなところなんじゃないでしょうか。。
Twitter社は、アクセスログを2ヶ月しか保持していない?
- とある裁判の記録から、Twitterがアクセスログを2ヶ月しか保持していないとわかった
- Ipアドレスやログインの情報も2ヶ月しか保持していないそう
ある裁判所資料によれば、Twitterはアクセスログを2か月しか保存していない | スラド YRO
令和2年(ワ)第1995号発信者情報開示請求事件の裁判の過程で、Twitterが個々の投稿におけるIPアドレス等のログを保存していないことが分かった(令和3年1月14日判決言渡)。裁判の内容は本筋ではないので触れないが、Twitterに投稿した写真に関する著作権侵害訴訟の一つであるようだ。裁判の過程でTwitterに対...
こちらも、ログやデータに関する話。
Twitterが2ヶ月しかログを保存していない、というのが本当であれば正直驚きですね。
何か集計したデータを残していて、生のアクセスログは長く残さないようにしている、という話かもしれませんが。
利用状況の分析は何かしらしているはずなので、どういった形で数値を追っているのかは興味深いですね。
GithubへのSMBCなどのソースコード流出問題を整理する
最後は今週更新した記事。
- Githubへのソースコード流出事件の概要
- この事件から見えた問題点の整理
「年収300万、45歳のプログラマがgithubに三井住友銀行やNTTなどのソースコードをアップ」事件が抱える問題を整理する
駒鳥です。週末の記事にも挙げたのですが、2021年しょっぱなから、IT業界をざわつかせている事件がありました。年収300万、45歳の艦これ提督プログラマがgithubに三井住友銀行やNTTなどのソースコードをアップした、という、情報量の多い...
多重下請けが当たり前になっているSIer業界において、末端の末端までセキュリティやコンプライアンスを維持させることは、特にクライアントの視点からすれば非常に難しくなっているようです。
ぜひご覧ください。
それでは。